名村造船所<7014、株価 - チャート>が3日続伸し、一時100円高の948円を付けた。2日引け後、14年3月期の連結業績予想を上方修正し、好感された。

通期の業績予想で、売上高を1230億円から1246億円(前期比5.2%増)へ、営業利益を180億円から223億円(同64.5%増)へ、純利益を95億円から127億円(同58.6%増)に引き上げた。売上高は、為替レートが想定よりも円安で推移したことや、修繕船事業の売上高が大幅に増加したことなどが寄与する。利益面では、全社的なコスト削減活動や工事損失引当金計上額が想定を下回ったことなどが、利益額を押し上げる。

同時に、14年3月期の期末配当予想を従来の10円から20円(前期実績14円)に増額。中間期配当10円(同4円)と合わせ、年間配当額は30円(同18円)とする見通し。

7日の終値は、前週末比74円高の922円。