東証1部の出来高は21億737万株、売買代金は2兆2286億円。騰落銘柄数は値上がり96銘柄、値下がり1685銘柄、変わらず26銘柄。

市場からは「円高やウクライナ情勢への懸念から、なかなか買いが入ってこない。債券先物買い(買い戻し)・株価指数先物売りに、週末のSQ(特別清算指数)算出に向けたポジション整理の動きもあるようだ。昨年末に高値を付けて以降、上値は切り下がっており、週足一目均衡表の『雲』上限も割り込み、チャートはよろしくない。当面は、2月と4月に付けた1万4000円割れ水準で下げ止まるかどうかがポイントになろう」(準大手証券)との声が聞かれた。

業種別では、王子HD<3861、株価 - チャート>、北越紀州<3865、株価 - チャート>などのパルプ紙株が下落し、値下がり率トップ。野村<8604、株価 - チャート>、大和証G<8601、株価 - チャート>などの証券株にも売りが継続し、三菱UFJ<8306、株価 - チャート>、三井住友<8316、株価 - チャート>などの銀行株や、NKSJHD<8630、株価 - チャート>、東京海上<8766、株価 - チャート>などの保険株も軟調。15年3月期の連結業績予想で純利益17.3%減の出光興産<5019、株価 - チャート>や、JX<5020、株価 - チャート>などの石油株も売られた。ソフトバンク<9984、株価 - チャート>、コロプラ<3668、株価 - チャート>などの情報通信株や、京セラ<6971、株価 - チャート>、安川電機<6506、株価 - チャート>などの電機株も値を下げた。