ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙は6日、米証券取引委員会(SEC)が大手行のアジアでの採用慣行をめぐる調査を拡大したと報じた。

少なくとも5行の欧米の銀行に3月初旬に書簡を送り、追加の情報提供を求めたという。

SECが書簡を送ったのは、ゴールドマン・サックス・グループ<GS.N>、モルガン・スタンレー<MS.N>、シティグループ<C.N>、クレディ・スイス・グループ<CSGN.VX>、UBS<UBSN.VX>。

SECは、大手行が政府高官などの親族を採用し、米海外腐敗行為防止法に抵触した疑いがないかを調査しているという。

同紙によると、いずれの銀行も不正行為は指摘されていない。