前場の東京株式市場で日経平均は小反落。好業績株の個別物色は継続しているものの、他には目立った材料がなく、方向感の乏しい展開となった。
また、米雇用統計や国内の連休を前に売買を手控える市場参加者も多く、商いは低水準にとどまった。
朝方は前日に181円上昇した反動もあって売りに押された場面もあったが、その後持ち直すと、前日比50円安─30円安の水準でしばらくもみあう展開が続いた。ドル/円<JPY=EBS>が一時102.30円台後半まで上昇したことが下支え要因になったとみられる。
きょうの東京株式市場は、米雇用統計や国内の4連休を控え、様子見ムードが広がっている。カブドットコム証券のマーケットアナリスト、山田勉氏が「わざわざきょう売買をする必要がない」と指摘するように、日中は目立った買い材料も見当たらない。東証1部の売買代金は7116億円と低調で、きょうも2兆円割れのペースとなっている。