一方で、割安株に押し目買いが入っているほか、好業績株の個別物色も継続しており、「底堅い地合いを感じさせる」(国内証券)との見方も出ている。

個別銘柄では、ソニー<6758.T>が反落。1日、2014年3月期の連結当期純損益(米国会計基準)について、従来予想の1100億円の赤字が1300億円の赤字になると発表し、嫌気された。一時は4%超安まで下落したが、その後はやや持ち直し、前日比1%安の水準で午前の取引を終えた。

半面、池上通信機<6771.T>が大幅上昇。2014年3月期通期の連結業績予想を上方修正し、一転して増益予想となったことが好感された。株価は一時25%高となり、前場では東証1部の値上がり率でトップとなった。

東証1部の騰落数は、値上がり670銘柄に対し、値下がりが961銘柄、変わらずが173銘柄だった。

日経平均<.N225>

前場終値 14451.65 -33.48

寄り付き 14454.44

安値/高値 14405.77─14461.29

東証出来高(万株) 81194

東証売買代金(億円) 7116.92