<為替> ドルが円に対して上昇した。4月の英製造業購買担当者景気指数(PMI)が堅調で英景気への楽観論が広がったため、ポンドは対ドルで約5年ぶりの高値を付けた。

終盤のドル/円は0.02%高の102.26円。ドルはユーロに対して0.03%上昇し、ユーロ/ドルは1.3869ドルとなった。ポンド/ドルは一時、1.6921ドルを付けた後、終盤は0.13%高の1.6892ドル。

欧州とアジアで祝日の国が多く、取引は薄かった。

米国で雇用と企業活動の伸びを示す経済指標が発表されたが、2日に雇用統計の発表を控えているため相場への影響は乏しかった。

<債券> 国債価格が上昇し、30年債利回りは約11カ月ぶり水準に低下、10年債利回りも2カ月ぶり低水準となった。翌2日の雇用統計に備える動きとなった。

4月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が21万人増、失業率が6.6%と予想されている。

終盤の取引で10年債<US10YT=RR>は9/32高。利回りは2.61%と前日の2.65%から低下した。一時2.59%と3月3日以来の低水準をつけた。