30年債<US30YT=RR>は30/32高。利回りは3.40%と前日の3.46%から低下した。一時3.39%と昨年6月半ば以来の低水準をつけた。
市場では、第1・四半期の国内総生産(GDP)が0.1%増と低成長にとどまったことを受け、4月の雇用統計が底堅い内容になるとの見方が後退、国債のオプションを売る動きが出たという。
<株式> ダウ工業株30種とS&P総合500種が小幅反落して終了した。翌日に4月の米雇用統計発表を控え、警戒感が出ている。ただインターネット関連銘柄に買いが入ったことで、ナスダック総合は続伸して引けた。
石油大手エクソンモービル<XOM.N>は1.0%安。四半期決算は利益が市場予想を上回ったが売り優勢となり、S&P総合500種を押し下げた。
半面、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>は、4月の米新車販売台数の増加を好感して1.2%上昇。米連邦準備理事会(FRB)が30日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)声明で米経済に楽観的な見方を示したことも追い風になった。
インターネット関連銘柄は、口コミ情報サイト運営のイェルプ<YELP.N>の好決算を支えに買いが目立った。イェルプは9.8%高。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)大手のフェイスブック<FB.O>は2.3%上昇し、オンライン旅行サイトのトリップアドバイザー<TRIP.O>も3.4%上げた。オンライン小売のアマゾン・ドットコム <AMZN.O>は1.2%高。