欧州株式市場は上昇して取引を終えた。ドイツの半導体大手インフィニオン<IFXGn.DE>やフィンランドのノキア<NOK1V.HE>の業績が良かったことを反映してハイテク銘柄が好調だった。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3> は16.12ポイント(1.21%)高の1352.42で引けた。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は42.84ポイント(1.35%)高の3208.68。

STOXX欧州600ハイテク株<.SX8P>は1.4%高となり、部門別指数で最も大きく伸びた。インフィニオンの第1・四半期決算は自動車向けなどの受注が増えたことを反映し、市場予想を上回った。ノキアも四半期決算が市場予想より良かった。

トムソン・ロイターのスターマイン調査によると、28日までにSTOXX欧州600指数<.STOXX>を構成する銘柄の約22%が第1・四半期の決算を発表し、うち55%が市場予想を上回った。

ハイテク株以外では、ドイツ銀行<DBKGn.DE>やノルウェーの石油大手スタットオイル<STL.OL>も業績内容が良く、全体水準を押し上げた。