ファイザーは4.2%高の32.04ドルで終了。同社はこの日、英医薬品大手のアストラゼネカ<AZN.L>に対し買収を再度提案したことを確認。ファイザーは1月にも買収に向けてアストラゼネカに接触していた。
ジョーンズ・トレーディングの首席市場ストラテジスト、マイケル・オルーク氏は、製薬・ヘルスケア産業で見られる企業の合併・買収(M&A)の動きが当面は投資家心理にプラスに作用しているとしている。
このほか、米特殊医薬品会社のフォレスト・ラボラトリーズ<FRX.N>が同業のフリエックス・ファーマシューティカルズ<FURX.O>を最大14億6000万ドルで買収すると発表。フォレストはフリエックス株主に対し、1株当たり約95ドルを現金で支払うほか、実績に基づき1株当たり最大30ドル支払う。
フリエックスは28.6%高の103.05ドルで終了。一方、フォレスト・ラボラトリーズは0.4%安の89.50ドルで取引を終えた。
このところ買いを集めていたハイテク・バイオ関連株が売られるなか、アマゾンは2.4%安、フェイスブック<FB.O>は2.7%安で終了した。
バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)<BAC.N>は6.3%安。同行が資本比率の算出に使用したデータが不正確だったことから、四半期配当の引き上げ、および自社株買戻し計画を棚上げすることを明らかにしたことで売られた。