28日前場の日経平均株価は、前週末比166円55銭安の1万4262円71銭と反落した。一時、日経平均株価は204円79銭安の1万4224円47銭を付ける場面もみられたが、下げ渋る展開となった。為替相場は、ドル・円が1ドル=102円台前半と前週末25日に比べ円高で推移したことも重しとなった。東証1部の出来高は8億4674万株で、売買代金は7456億円。騰落銘柄数は値上がり266銘柄、値下がり1427銘柄、変わらず110銘柄。

市場では、国内は30日に日銀展望レポートの発表や同金融政策決定会合が控え、米国では現地30日の1-3月GDP(国内総生産)や5月2日には4月雇用統計の発表が予定されるなど「相場に影響の大きいイベントが続くことから、積極的な動きは限られそうだ」(中堅証券)との声が聞かれた。