富士電機<6504、株価 - チャート>が反発し、一時42円高の476円まで買われた。24日引け後、15年3月期の連結業績予想を発表。増収増益見通しを示し、好感された。
15年3月期は、売上高7800億円(前期比2.6%増)、営業利益380億円(同14.7%増)、純利益230億円(同17.5%増)を予想。産業インフラ部門では、省エネ・更新需要を確実に取り込むほか、アジアでのエンジニアリング体制の強化で、競争力を高める。また。発電・社会インフラ部門では、高効率な火力発電設備および地熱発電設備の受注拡大に取り組む一方、引き続き需要が見込まれる太陽光発電システムを主体とした新エネルギー分野の拡大を目指す。前提となる為替レートは、1ドル=100円、1ユーロ=135円としている。
14年3月期決算は、売上高7599億1100万円(前期比1.9%増)、営業利益331億3600万円(同50.7%増)、純利益195億8200万円(同25.7%減)だった。未定としていた期末配当を4円(前期実績3円)に増額し、中間期配当3円(同2円)と合わせた年間配当は7円(同5円)となる見込み。
25日の終値は、前日比38円高の472円。