日米交渉については、断続的に閣僚折衝を繰り返したが、農業5品目と自動車の関税をめぐる主張の溝は埋まらず、オバマ米大統領の訪日中の大筋合意に至らなかった。

市場では「オバマ米大統領の訪日でTPP交渉が進展すればアベノミクスへの信頼も高まったが、あてが外れた格好だ。いいチャンスを逃したというイメージがある」(外為アナリスト)との声が聞かれた。

麻生太郎財務相は閣議後の会見で、TPP交渉について11月の米中間選挙前までに答えが出せるものではなく、協議継続は極めて順当だとの見方を示した。さらに「甘利明TPP担当相とフロマン米通商代表部(USTR)代表でまとまったとしても、米議会で通る保障はない。これが日本とは事情が異なる点だ」と指摘した。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

 正午現在   102.41/43  1.3833/37  141.67/71

 午前9時現在 102.30/32  1.3828/32  141.47/51

 NY午後5時 102.31/33  1.3831/33  141.48/52