寄り付きの東京株式市場で日経平均は続伸。前日比16円高で始まったものの、その後はプラス圏とマイナス圏を行ったり来たりする方向感の乏しい展開となっている。きょう予定されている日米首脳会談後の共同声明を見極めたいとの思惑から、積極的には動きにくい面もあり、上値を抑えている。
オバマ米大統領は約3年半ぶりに来日しており、市場では環太平洋連携協定(TPP)の日米合意に向けた進展を期待する声が出ている。妥結ということになれば、「ヘッジファンドなどによる買い戻しにつながる」(国内証券)という。
前日発表された米アップル<AAPL.O>の決算は市場予想を上回る結果となったが、アップル関連株の太陽誘電<6976.T>、日本航空電子工業<6807.T>、フォスター電機<6794.T>、イビデン<4062.T>などは高安まちまち。