住友商事<8053、株価 - チャート>は23日、新日鉄住金<5401、株価 - チャート>が八幡製鉄所(福岡県北九州市)で製造する150メートルの鉄道用長尺レールの輸送を目的とした輸送船の新造整備を開始したと発表した。
同社は、新日鉄住金が製造する鉄道用レールの輸送を手掛け、全世界に供給している。今回、新日鉄住金が新たに製造する150メートルの鉄道用レールは耐摩耗性・耐表面損傷性に優れているが、輸送に使用する船舶の構造的な制約から分割して輸送する以外に方法がなかったが、輸送船を整備することを決めた。同船は、14年8月にも竣工する予定。
長尺レールは、鉄道事業各社におけるレール溶接数削減などによる線路保守作業の軽減に加え、より一層の軌道安定化に貢献するとされている。
23日の終値は、前日比23円高の1350円。