エリクソンは6.1%下落し、FTSEユーロファースト300種指数の最大の押し下げ要因となった。

ARMホールディングスは第1四半期のロイヤリティー収入の伸びに勢いがなく、2.7%安となった。同社は米アップル<AAPL.O>のiPhone(アイフォーン)用にチップを生産している。

<ユーロ圏債券> ポルトガル国債利回りが一時8年ぶり低水準をつけ、他のユーロ圏債券をアウトパフォームした。同日3年ぶりに再開した国債入札が好調な結果となったことが追い風となった。

ポルトガルは同日実施した10年国債入札で、7億5000万ユーロ(10億ドル)を調達。旺盛な需要を反映し、平均利回りは3.5752%と、10年債入札としては過去最低を記録した。来月に国際支援プログラムからの脱却を控え、市場から信任を得た格好だ。

バンコ・カレゴサの債券部門責任者、フィリペ・シルバ氏は「ポルトガルが厳しくかつ正常な市場において、自力で資金調達ができることが示された」と述べた。

ロイターのデータによると、入札後、ポルトガルの10年国債利回りは3.624%と、8年ぶり低水準をつけた。

取引終盤にかけ、下げ幅を幾分縮小したものの、前日比5ベーシスポイント(bp)低下の3.66%付近で推移した。