アソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズは8.8%高。1日の上昇率としては14年ぶりの大きさとなった。3月までの利益が伸びたことや、傘下にある小売りのプリマークが米国進出計画を発表したことが買い材料となった。

製薬大手のアストラゼネカ<AZN.L>は、米国の同業大手ファイザーから買収を提案されたとの報道が引き続き材料視され、2.1%高となった。同じ製薬業界では、グラクソ・スミスクライン<GSK.L>やシャイア<SHP.L>も2営業日連続で伸びた。

一方、配当落ち銘柄がFT100種を押し下げた。発電機レンタルのアグレコ<AGGK.L>、鉱業のアントファガスタ<ANTO.L>、ガスのBG<BG.L>やセントリカ<CNA.L>、保険のリーガル・アンド・ゼネラル<LGEN.L>、製紙のモンディ<MNDI.L>、保険のオールド・ミューチュアル<OML.L>、航空機エンジンのロールスロイス<RR.L>が振るわなかった。

欧州株式市場は下落して取引を終え、前日までの続伸は3営業日で止まった。通信機器大手エリクソン<ERICb.ST>や半導体設計のARMホールディングス<ARM.L>の決算が振るわず、テクノロジー関連銘柄に関する懸念が広まった。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は7.73ポイント(0.57%)安の1338.84で引けた。DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は23.72ポイント(0.74%)安の3175.97。

STOXX欧州600ハイテク株<.SX8P>は1.37%安だった。