23日の東南アジア株式相場は、シンガポールが利食い売りに圧迫され、7営業日ぶりに反落するなど、全般に下落した。一方、バンコクは逆行高となり、上値抵抗線に近づいた。

シンガポールのストレーツ・タイムズ指数(STI)<.FTSTI>は0.60%安の3258.01。配当落ちのケッペル<KPLM.SI>が3.45%安と、1カ月ぶり安値に下落した。

ケッペルが16日に発表した1─3月期純利益は前年同期比5%減少。その後、同社株は5%下落した。

ジャカルタの総合株価指数<.●●SE>は0.10%安、ホーチミンのVN指数<.VNI>は0.09%安。マニラの主要株価指数PSEi<.PSI>は0.23%安と、5営業日ぶりに反落した。

一方、バンコクのSET指数<.SETI>は0.59%高の1423.39、クアラルンプールの総合株価指数<.KLSE>は0.05%高で引けた。

SET指数は上値抵抗レンジの1420─1430に到達したことから、アナリストらは間もなく調整を迎えると予想している。