ドル/円は、4月8日以来の高値となる102.73円をつけた後、横ばいの102.65円で取引された。ユーロはやや勢いが低下したが、依然としてドルと円に対しては強い。ユーロの対ドルは、2週間ぶりの安値となる1.3783ドルで取引されたが、その後は持ち直し、横ばいの水準となった。
ECBのドラギ総裁は最近、さらなるユーロ高は追加緩和に踏み切るきっかけになると明言しており、24日にはアムステルダムで講演する予定だ。ECBのクーレ専務理事も22日、ユーロ高が低インフレの要因である可能性があるとし、主要政策金利を現行の0.25%より下げる余地があると述べている。ただ、市場はECBが具体的な動きに出ない限りユーロが大幅に値下がりすることはないとみている。
23日発表のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値や、24日のドイツの景況感指数を控えて、投資家は様子見姿勢をとっている。
<株式> 復活祭の連休明けのロンドン株式市場は、FT100種総合株価指数<.FTSE>が0.9%(56.51ポイント)高の6681.76と約2週間ぶりの高値水準で取引を終えた。製薬会社の合併・買収(M&A)の話が相次いで表面化し、株価全体を押し上げた。