「麺屋武蔵」といえば、斬新なアイディアで一風変わったメニューを提供する店として知られている。毎年バレンタインデー恒例、ロッテのガーナチョコとコラボレーションをしたり、2013年6月にはロッテリアと共同で、ラーメンバーガーを開発している。

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そんな麺屋武蔵の東京・秋葉原の店舗「巖虎(いわとら)」が、またしても奇抜なメニューを提供していることが判明した。それはなんと「ベーコンエッグつけ麺」である。え? ベーコンエッグってあの朝食でよく食べるヤツだよね? それをつけ麺とはどういうことなのか。実際に食べてみた。

・人気メニューらしい
このメニューは4月1日から期間限定で提供している、春の限定メニューである。お店の券売機には「一番人気」と書かれていたので、販売開始から好評を得ているようである。やはりどんなものか気になるので、一度は注文してしまうのかもしれない。

・目玉焼きとベーコンの視覚インパクト
実際にオーダーしてみたところ、まずはその視覚インパクトに驚かされる。つけ汁には目玉焼き、麺の上には焼いたベーコンがドーンと乗っている。ルックスは非常においしそうである。トマトベースのつけ汁に浮かぶ目玉焼きの白身と黄身、そしてベーコンの焼き目は鮮やかで、見ているだけでおなかが鳴る。

・実は「つけナポリタン」
そして食べてみたところ……、どこかで食べたことのあるような味。これは、スパゲティのナポリタンだ。いわゆる「つけナポリタン」を、武蔵流にアレンジしたといったところか。魚介の持つ臭みをトマトの酸味が和らげ、しかも目玉焼きの黄身を割ると、そこにまろやかさがプラスされる。

・ベーコンの役所が欲しい
これに極太麺をひたして、ずるりとすする。ここの麺には麻の実が使われている。その香ばしさも加わって、味に深みと複雑さが生まれている。さらに水菜やカイワレなどの野菜を入れると、シャキシャキとした食感まで加わる。とてもユニークなつけ麺だ。

ひとつ気になるのが、これらの葉物が口のなかに刺さってチクチクする。もう少し小さく切り分けて欲しいところ。それから、ベーコンはつけ汁に入れるまでもなく、普通においしい。特に役所はないのである。視覚インパクトを演出しているのはよくわかるのだが、もうひとつ味に変化をもたらして欲しかった。

・名前負けしている感じがある
「ベーコンエッグ」というネーミングは斬新であり、興味をそそるのだが、食べると「なんだ、つけナポリタンか……」と事前期待が半減してしまう。次回このようなネーミングの妙を狙うのであれば、名前に負けないようなインパクトメニューを作って欲しいと思う。麺屋武蔵ならできるはずだから。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 麺屋武蔵 巌虎
住所 東京都千代田区外神田1-3-9 木倉ビル 1F
時間 11:00~22:00
定休日 無休
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20140415-00010016-rocket