2010年に撮影されたコック服に腕組み姿の写真が遺影となった=横浜市の新横浜総合斎場

 ラーメン店「支那そばや」創業者で、今月11日に多臓器不全のため亡くなった佐野実=さの・みのる=さん(享年63)の通夜が17日、横浜市港北区新横浜1の7の5「新横浜総合斎場」で営まれた。

 佐野さんはコック服を着て、腕組みをしている“定番”の姿でひつぎに横たわった。喪主を務める妻のしおりさん(53)は「あの世に行ってもラーメンのことを考えてると思います」と“ラーメンの鬼”として知られた夫をしのんだ。

 祭壇は端の部分だけがラーメン鉢をイメージした形になっており、中央には佐野さんが好きだったわすれな草が飾られた。戒名は「玉香院清澄実道居士(ぎょくこういんせいちょうじつどうこじ)」。心が清く澄むことで美しい香が生まれ、その道が実るという意味が込められた。通夜には約700人が弔問に訪れた。なお、葬儀・告別式は18日、午前10時半から同所で営まれる。
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20140417-00000072-dal