リンガーハット<8200、株価 - チャート>は1962年に長崎市で「とんかつ浜勝」として創業。「長崎ちゃんぽん リンガーハット」「とんかつ浜勝」、卓袱料理(しっぽくりょうり)専門店「長崎卓袱浜勝」など、グループ全体では約600店舗を運営。国内だけでなく海外、とくに成長著しいアジアの新興国への出店を積極的に進め、市場拡大を目指している。

15年2月期予想の連結経常利益は前期比13.7%増の19億円。「既存店は前期比横ばい想定で、新店は純増50(新規70、閉鎖20)を予定している」(経営管理部)という。資本提携したハチバン<9950、株価 - チャート>との今後の展開については「精査中」(同)としている。

円安は、豚肉など輸入原材料のコストアップにつながるが、「売上最大、経費最小、時間短縮」を狙った経営管理システムを全社全部門に浸透させることなどで吸収する見通し。前期に新規出店した効果も収益をサポートする見込み。年10円配は継続する計画。

テクニカル上では、25日・75日の両移動平均線のゴールデンクロス(GC)を視野にとらえており、先高期待の買いを誘いやすい。

17日の終値は、前日比3円安の1500円。