大日精化工業<4116、株価 - チャート>は化成品部門が主力。無機・有機顔料、各種着色剤、情報記録材料の製造・販売を行っている
14年3月期第3四半期(13年4-12月)の連結経常利益は前年同期比1.0%増の72億900万円、通期予想は前期比3.4%増の89億円。第3四半期の通期予想に対する業績進ちょく率は81.0%と高い。
下期に入って化学品を中心に伸びを示しているが、円安に伴う原料費高が利益を圧迫する。本社ビル建て替えに伴う解体費用なども営業利益段階で計上する見込みで、期初想定の数値で着地となりそうだ。
決算発表は5月13日を予定。15年3月期も業績好転の流れが続くのかどうかが、今後の株価を占ううえでのポイントになりそうだ。なお、アナリスト向け説明会は実施していない。
テクニカル上では、直近高値(484円、4月2日)からの値幅調整はほぼ一巡。株価の下落で指標(予想PER7倍台、PBR0.6倍台)に割安感が目立っている。
17日の終値は、前日比5円高の439円。