モルガン・スタンレーは第1四半期の利益が55%上昇。GEは産業部門の利益が12%上昇した。ゴールドマンは売り上げと利益がともに市場予想を上回った。

米企業の好調な決算を追い風に、欧州市場では景気循環株が買われた。STOXX欧州600自動車・部品株<.SXAP>は2.1%上昇で、部門別で最も伸びが大きかった。旅行・レジャー関連株<.SXTP>は1.7%、保険株<.SXIP>は1.2%上昇した。

米失業保険申請件数が市場予想を少なかったことも好感した。17日に発表された12日までの週間申請件数は金融危機以前の水準まで減り、米経済が勢いづいていることを示唆した。

景気循環株の上昇は、欧州の主要銘柄で構成するFTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>を押し上げ、終値は0.5%高の1328.71ポイントとなった。

一方、欧州では復活祭の4連休を控え、投資家の間ではリスクを取ろうという動きは弱かった。欧州では為替要因で決算が振るわなかった企業もあり、FTSEユーロファースト300種指数は一時、1317.62まで下がった。