<株式> 3日続伸。イエレンFRB議長が当面低金利を維持する方針を再表明したことを受け、主要株価3指数はそろって約1%上昇した。

予想を上回る中国の経済成長と米鉱工業生産指数が2カ月連続で上昇したこともセンチメント改善に寄与した。ただ、米銀2位のバンク・オブ・アメリカ<BAC.N>と米鉄道会社CSX<CSX.N>は決算発表を受けて売られた。

ヤフー<YHOO.O>は6.3%高となり、上昇率はS&P総合500種で最大。同社が発表した売上高見通しは勢いを欠く内容だったが、24%の株式を保有する中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング<IPO-ALIB.N>が前日発表した四半期決算が大幅増収となったことが追い風となった。

これまでにS&P500種企業の9%が決算発表を終えた。57.4%純利益が市場予想を上回ったが、長期平均の62%を下回っている。売上高予想を上回ったのは53.2%にとどまり、こちらも長期平均の61%より低い割合となっている。

<金先物> 小反発。前日の下落を受け安値拾いの買いなどが入った。ウクライナ情勢の先行き不透明感も引き続き相場を下支えした。

<米原油先物> 地政学的リスクを背景に買いが先行したが、米エネルギー情報局(EIA)週報をき っかけに急落、前日とほぼ同水準で引けた。週報では、11日までの1週間の原油在庫が前週比1000万バレル増加、プラッツによると、積み増し幅は13年ぶりの大きさ。これを受けて電子取引で103.12ドルの安値まで落ち込んだ。