15日の東南アジア株式市場では、大半の株価が上昇した。シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)<.FTSTI>は前日終値比0.98%高の3246.32と、2013年9月以来、約7カ月ぶりの高値で終了した。

シンガポールのショッピングモール運営会社、キャピタモールズ・アジア(CMA)<CMAL.SI>が急騰。21.33%上昇し、約1年2カ月ぶりの高値で取引を終えた。親会社で同国不動産大手のキャピタランド<CATL.SI>が、CMAの未保有株を30億6000万シンガポールドル(約24億5000万米ドル)で買い取ると提案したことが好感された。キャピタランドも大幅上昇し、6.51%高となった。

ジャカルタ市場<.JKSE>の総合株価指数は0.11%高の4870.22、クアラルンプール市場の総合株価指数<.KLSE>は0.13%高の1853.88、マニラ市場の主要株価指数<.PSI>PSEiは0.49%高の6621.66で引けた。

一方、ホーチミン市場<.VNI>は下落。相場の一段安を見込んだ投資家の損切りに圧迫された。VN指数の終値は1.68%安の586.09と、約2週間ぶりの安値水準。これで4営業日連続の下落となった。

バンコク市場は、前日に続いて祝日のため休場。16日から取引が再開される。