ナスダック総合指数は2月上旬以来初めて4000を割り込んで終了。これまで人気のあった銘柄の多くが、数週間前につけた過去最高値圏を大幅に下回っている。

また週足では、S&P総合500種が2.6%下落、ナスダック総合指数は3.1%下落した。両指数ともに、週間ベースでは、2012年6月以来の大幅な下落となった。

JPモルガン・チェース<JPM.N>は3.7%安。11日発表した第1・四半期決算は、トレーディング収入の減少が響き利益が市場予想を下回るなどさえない内容だった。

S&P金融株指数<.SPSY>は1.2%下落。S&P500では業種別で最大の下げ。

ナスダック・バイオテクノロジー株指数<.NBI>は2.8%安。フェイスブック<FB.O>やリンクトイン<LNKD.N>を含むグローバル・X・ソーシャル・メディア・インデックス<SOCL.O>は2.3%下げた。フェイスブックは1.1%安、インクトインは2.5%安。

半面、第1・四半期が14%増益だったウェルズ・ファーゴ<WFC.N>は0.8%高。

BATSグローバル・マーケッツによると、ニューヨーク証券取引所、ナスダック、NYSE MKTの3市場の出来高は約73億株と、今月平均の69億株を上回った。