<債券> 国債価格が上昇。全般的に値が振れる展開となった。株価が世界的に値下がりするなか、リスク回避の流れから国債が買われ、30年債利回りは昨年7月以来の水準に低下した。

株式市場では、銀行のJPモルガン・チェース<JPM.N>のさえない決算内容などが売り材料になったという。

国債相場は、取引時間の高値付近で終了したものの、利食い売りに加え、来週の社債発行を控えたヘッジ売りが上値を抑えたとみられている。

<株式> 値動きの荒い展開の末、続落して終了した。なかでもナスダック総合指数<.IXIC>は今年2月上旬以来初めて4000を割り込んで取引を終えた。

きょうは終盤になって売りが加速、バイオテク株やその他モメンタム株がナスダック指数を大幅に押し下げた。JPモルガン決算への失望感から、銀行株の一角も売られた。

JPモルガン・チェース<JPM.N>は3.7%安。11日発表した第1・四半期決算は、トレーディング収入の減少が響き利益が市場予想を下回るなどさえない内容だった。