<中国・香港株式市場> 中国株式市場は反落。香港株式市場との相互接続を好感した前日から一転、経済ファンダメンタルズを不安視するムードとなり、特に不動産株が売られた。ただ上海総合指数は、大引けにかけて下げ幅を縮小した。
香港株式市場も反落。本土と重複上場する銘柄に売りがかさみ、H株指数を押し下げた。香港と上海市場の相互接続が実現することになったため、本土上場株よりも割高で取引されている重複上場銘柄に売りが出た。
<東南アジア株式市場> ジャカルタ市場が逆行高となった。インドネシア総選挙で最大野党が勝利したことで、投資家の間には政治的不透明感が広がった。これにより下落していた大型株に安値拾いの買いが入った。他の市場は総じて下落した。
<ソウル株式市場> 反落して取引を終えた。ただ、外国人投資家の買い越しは13営業日連続となった。
<台湾株式市場> 4営業日ぶり反落。米アップルに部品を供給する鴻海(ホンハイ)精密工業など、テクノロジー大手が市場の重しとなった。鴻海は3月の売上高が前年同月比18%増だった。