週末11日の東南アジア株式市場では、ジャカルタ市場が逆行高となった。インドネシア総選挙で最大野党が勝利したことで、投資家の間には政治的不透明感が広がった。これにより下落していた大型株に安値拾いの買いが入った。
前日には3%超下落していた総合株価指数<.●●SE>は、1.07%高の4816.58で終了。急落していたマンディリ銀行<BMRI.●●>や国営ラクヤット・インドネシア銀行(BRI)<BBRI.●●>などが買われた。同指数は週間では0.9%安。
他の市場は総じて下落。シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)<.FTSTI>は0.17%安の3198.22、クアラルンプール市場の総合株価指数<.KLSE>は0.37%安の1852.66、バンコク市場のSET指数<.SETI>は0.03%安の1389.16でそれぞれ引けた。これら3市場は週間ベースでもマイナスとなった。
マニラ市場の主要株価指数PSEi<.PSI>は0.63%安の6596.96、ホーチミン市場のVN指数<.VNI>は0.13%安の600.57で終了。両市場は週間では上昇し、0.6%高と1.3%高だった。
バンコク市場は来週、14日と15日が祝日休場となる。