ダイキン工業<6367、株価 - チャート>の14年3月期予想の連結経常利益は前期比44.5%増の1360億円。6期ぶりに最高益を更新する見通し。
14年3月期第3四半期累計(13年4-12月)の連結経常利益は前年同期比91.4%増の1200億7600万円。「国内は、シェアを落としても、販売価格は落とさない営業を展開し利益の確保に努めた。海外は中国を中心にアジアが伸び、12年秋に買収した米国空調大手グッドマンが収益に本格的に寄与し、円安もプラスにつながった」(コーポレートコミュニケーション室)という。
14年3月期の業績予想に対する第3四半期の業績進ちょく率は88.3%と高い。第4四半期(1-3月)については「5月8日の決算発表を控え、詳細はいえない」(同)としているが、好調に推移しているとみられる。アナリスト向け説明会は5月9日を予定している。
テクニカル上では、今週に入って今年1月以来となる75日移動平均線を回復。15年3月期も好調な決算が期待され、年初来高値(6480円、1月6日)奪回が有望視される。
4日の終値は、前日比1円安の6059円。