大和冷機工業<6459、株価 - チャート>は、業務用冷凍冷蔵庫の大手メーカー。リース事業の子会社を吸収したことで、13年12月期から単体決算に移行した。
14年12月期予想の経常利益は前期比5.8%増の55億5000万円。会社側は「国内193カ所ある営業拠点のもと、地域に密着した直販体制を強化し、製造コストと経費削減を図り、収益の拡大を目指す」(IR担当者)という。
新製品開発では、業界初となるスライド扉冷蔵庫の量産化に成功し新たな需要を創出。小型食器洗浄機などのラインアップ拡充や、ブラストチラーの拡販で厨房のトータル提案にも注力。さらには、ジュースディスペンサー、クラッシャータイプ製氷機の製品化で飲食店向けの製品ラインアップを拡充し、生花店向けには業界初となるインバーターフラワーケース投入など、新製品展開にも積極的に取り組む方針だ。年10円配当は継続する計画。
テクニカル上では、年初来安値(630円、3月20日)で底入れし、足元ではリバウンドの動きを強め、75日移動平均線を上抜けてきた。値動きが軽く、年初来高値(767円、1月21日)を目指し、一段高が見込めそうだ。
1日の終値は、前日比変わらずの707円。