日立国際電気<6756、株価 - チャート>についてクレディ・スイス証券では3月31日付で、投資判断「アウトパフォーム」(強気)を継続、目標株価は1470円から1560円に引き上げている。
同証券では決算前取材を経て業績予想を上方修正、あわせて目標株価を引き上げている。取材の印象はポジティブであり、会社側計画に対して映像無線NW、SPE事業とも受注高、利益の上ブレ基調を予想、他SPEメーカーの受注見通しと異なり、14年4-6月期の前四半期比増のトレンドが株価押し上げ要因となろうと指摘している。
取材の注目点として、(1)SPE連結受注高は引き続きファウンダリ、韓国DRAM微細化投資が高水準継続し会社側計画上ブレ基調にあることなどから前四半期比増となる可能性が高い(2)映像無線NW受注高は上ブレ確度が高まっている(3)14年3月期連結業績は会社側計画を上回る可能性が高い(4)15年3月期連結業績はコンセンサス予想並みになりそう――の4点を挙げている。
同証券では連結営業利益について、14年3月期171億円(前期比2.7倍、従来148億円、会社側計画は155億円)、15年3月期231億円(従来185億円)、16年3月期239億円(同201億円)と試算している。
3月31日の終値は、前週末比28円高の1239円。