FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 6615.58(+27.26)
前営業日終値 6588.32(‐16.98)
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 9587.19(+135.98)
前営業日終値 9451.21(+2.63)
CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 4411.26(+32.20)
前営業日終値 4379.06(‐6.09)
<ロンドン株式市場> 反発して引けた。中国の景気支援策への期待から鉱山株が買われ、保険株の下げを相殺した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は、週足では0.9%上昇した。
FTSE350鉱山株指数<.FTNMX1770>は1%高。中国の李克強首相が景気下支えに向けて支援策を講じるとともに、インフラの整備を加速させる方針を表明したことが追い風となった。
医療機器大手スミス・アンド・ネフュー(S&N)<SN.L>は投資判断引き上げを好感し、2.4%値を上げた。
半面、政府の年金改革を嫌気しこのところ軟調だった保険株は、この日も下落。年金関連商品の販売にからみ、過去に商品を購入した顧客が新規顧客と比べて公平に扱われていたかどうか当局が調査する方針と伝わったことが圧迫した。
レゾリューション <RSL.L>は7.1%急落。リーガル・アンド・ゼネラル(L&G)<LGEN.L>は3.5%値を下げた。
<欧州株式市場> 続伸し、とりわけイタリアの主要株価FTSE・MIB指数は3年ぶりの高値に迫った。欧州中央銀行(ECB)が来週の理事会で追加緩和を実施するとの期待が市場心理を押し上げた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は10.07ポイント(0.76%)高の1332.29。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は38.68ポイント(1.23%)高の3172.43。
中国が新たに景気刺激策を導入するとの期待を追い風に、金属・高山株が上昇。アングロ・アメリカン<AAL.L>は1.5%高、グレンコア・エクストラータ<GLEN.L>は2%高。
伊FTSE・MIB指数<.FTMIB>は1.5%上昇し、2011年5月以来の高値をつけた。
伊銀バンコ・ポポラーレ<BAPO.MI>は7%高と、FTSE・MIB指数押し上げに寄与した。同行は前日、計画している増資に絡む新株発行価格を発表したばかり。
テレコム・イタリア<TLIT.MI>も1.5%上昇した。
同日発表されたスペインとドイツの消費者物価指数(CPI)が低下し、デフレ懸念が高まったことで、ECBに対する追加緩和圧力が強まる可能性がある。