ダイハツ工業<7262、株価 - チャート>についてクレディ・スイス証券では27日付で、投資判断「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は1930円から1850円に引き下げている。同証券では業績予想を修正、あわせて目標株価を引き下げている。

同証券では連結営業利益について、14年3月期1459億9800万円(前期比9.7%増、従来1512億8200万円、会社側計画は1370億円)、15年3月期1500億円(従来1450億円)、16年3月期1620億円(同1490億円)と試算。14年3月期は国内軽自動車販売台数増、インドネシアADMの収益上ブレを見込む一方で、計画に織り込まれていない品質対応関連費用を要因に、着地は市場目線にとどまると予想。

15年3月期は消費税引き上げ後の国内軽自動車販売低迷などによる台数減の影響が避けられないものの、14年3月期に発生した品質対応関連費用200億円弱の解消、足元のインドネシアルピア/米ドルレートを適用した場合の増益効果が収益を下支えするとコメントしている。また、セクター内でトップ水準の配当利回りが依然維持されることで、株価の下値余地は限られようともしている。

27日の終値は基準値比82円高の1769円。