日経平均は反落。前日に日経平均は約250円の大幅上昇となった反動や、昨晩の欧米 株安も逆風となり、戻り待ち売り優勢の展開となった。日立<6501>が10日ぶりに反発 となるなどコア銘柄の一角に買い戻しの動きが見られたものの、年度末で積極的な売 買は手控えられ方向感には欠ける格好に。 大引けの日経平均は前日比52.11円安の14423.19円となった。東証1部の売買高は26億 6423万株、売買代金は2兆4431億円だった。業種別では、その他金融や情報・通信、 証券、不動産、小売、空運、建設、精密機械などが軟調。一方、鉱業やパルプ・紙、 繊維製品、陸運、倉庫・運輸、非鉄金属、海運などが上昇した。 個別では、ソフトバンク<9984>やファーストリテ<9983>などが軟調で日経平均の重し となった。また、東芝<6502>や任天堂<7974>なども売り優勢に。その他、三井不 <8801>や三菱地所<8802>など、大手不動産株もさえない動き。一方、三菱UFJ <8306>や三井住友<8316>、みずほ<8411>などがしっかり。また、日本郵船<9101>や商 船三井<9104>なども堅調だった。