ヒューリック<3003、株価 - チャート>が3日ぶりに反発。SMBC日興証券では20日付で、投資判断「2」(中立)、目標株価1300円でカバーを開始している。同証券では、不動産セクターの業種格付けについて、追加金融緩和期待やオフィス賃料底打ちをカタリストと想定し「強気」としており、同社については保有物件の建て替え効果と事業領域の拡大により業績および資産価値の両面で持続的な拡大を見込んでいる。

半面、すでにそうした成長性は株価にいったん織り込まれたと考え、セクター内の相対評価から投資判断を「2」としたとコメントしている。建て替えや新規事業にM&A(企業の合併・買収)などが加わり成長性が高まれば一段とプレミアムが付与される可能性がある一方で、今後の利益成長が株式市場の期待を満たさない場合には、バリュエーション、株価水準が切り下がる可能性があろうと指摘している。

同証券では連結営業利益について、14年12月期350億円(前期比20.2%増、会社側計画は340億円)、15年12月期390億円、16年12月期435億円と試算している。

24日の終値は、前週末比84円高の1339円。