トランスジェニック<2342、株価 - チャート>が続落し、一時29円安の388円を付け、昨年来安値を更新した。前週20日引け後に14年3月期の連結業績予想の下方修正を発表、一転赤字見通しとなり、嫌気された。

14年3月期業績見通しは、売上高が前回予想の19億円から16億3000万円(前期比2.32倍)へ、営業損益は同7000万円の黒字から9000万円の赤字(前期は3600万円の赤字)となる。単体ベースでは、神戸事業所のCRO(医薬品開発支援)事業で下期の受注高が当初見込みを大きく下回った。また、抗体試薬事業も、取り扱い輸入抗体製品販売が減少し、受託サービス収入も計画に対し、伸び悩んだ。連結上では、CRO事業の新薬リサーチセンターにおいて、事業譲渡後の顧客継承に時間を要した結果、下期に受注は急回復したが、遅れを取り戻すには至らなかった。