24日の東京外国為替市場でドル・円は小高い展開となっている。朝方は3連休中の金融市場が無難に通過したことから連休前と大きな変化はなく、1ドル=102円00-10銭前後で推移。株式市場が開いたあとも、日経平均株価が買い優勢で始まったため底堅く推移した。
注目された中国3月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は48.1と市場予想48.7を下回る結果。ただ、市場予想を下回ったものの、発表後は中国の政策・金融緩和期待から日経平均が買われため、ドル・円も連動し一時102円56銭まで上昇した。なお、豪ドル・円は中国の影響が大きいオーストラリア経済の先行き不透明から発表直後は急落したものの、すぐに戻している。午後は岩田日銀副総裁の講演が行われたが、ドル・円の反応は限定的。
午後3時時点は1ドル=102円39銭、1ユーロ=141円35銭、1ユーロ=1.3804ドル。