クレハ<4023、株価 - チャート>は18日、子会社で欧州の業務用食品包装材料事業の統括会社であるクレハ・ヨーロッパ社が、ドイツの大手包装機械メーカーのムルチバック社との間で、「Form Shrink フィルム」の販売について、すでに同社グループが販売している国およびオセアニア地域を除く全世界での独占販売権を付与することで合意したと発表した。

同社は中期経営計画で、フィルムの拡販による成長を目指し、オランダ製造子会社のクレハロン・インダストリーズ社において、生産能力を従来比20%増とするための設備投資(投資額約7億円)を行っており、今夏の設備稼働を予定している。同フィルムは、高強度、ハイバリアー、熱収縮性を特徴とし、自動包装機に使用される。同フィルムを熱成形し食品を真空パックしたあと、スチーム加熱によりフィルムを熱収縮させることで、食品を安全かつ見栄え良く包装することができるという。

18日の終値は、前日比7円高の483円。