ウエルシアホールディングス<3141、株価 - チャート>はイオン<8267、株価 - チャート>系のドラッグストア大手。調剤併設、深夜営業、カウンセリング化粧品という独自のビジネスモデルに「介護」を加えたトータルヘルスケアステーションを展開。「かかりつけ薬局」の全店展開を実現するなど差別化戦略を推進中。

14年8月期第1四半期(13年9-11月)の連結経常利益は前年同期比33.3%増の33億5500万円と好スタートを切り、その後の既存店の月次売上高も13年12月が前年同月比2.5%増、14年1月が同3.3%増、足元2月も同2.7%増と、会社年間想定の年2.6%増を確保。調剤をベースとした地域密着型の強いビジネスモデルが発現している。

今月最終週は、化粧品や雑貨といった生活必需品の増税前の駆け込み需要も期待される。増税後の動向については「前回の3%→5%への引き上げのように反動減は避けられないが一時的で、期を終えれば平準化するだろう」(IR広報担当者)との見方を示す。現在、22の都道府県に出店しているが、未進出地域への新規出店を進めるとともに、「ドミナント化の深堀りも進めていく」(同)という。

新規出店と既存店の好調で、14年8月期予想の連結経常利益は前期比8.6%増の150億円。4月14日に発表を予定している中間期決算では、業績が上ブレる可能性を残している。

14日の終値は、前日比40円安の5550円。