京王ズホールディングス<3731、株価 - チャート>が5日ぶりに反落し、一時13円安の340円まで売られた。13日引け後、14年10月期第1四半期(13年11月-14年1月)の連結決算を発表。貸倒引当金1億6200万円を特別損失に計上したことなどで、最終損益が赤字に転落し、嫌気された。

第1四半期決算は、売上高40億7100万円(前年同期比2.8%増)、営業利益1億2000万円(同37.9%増)、最終損益6700万円の赤字(前年同期は6600万円の黒字)だった。前代表取締役などに対する貸付金を担保するため、前代表取締役の保有する個人会社が有する株式に係る質権設定契約に基づく質権設定手続きが13日時点で未了となっていることから、貸付金全額に対し引当金を計上した。

14年10月期の業績予想は、売上高160億円(前期比5.9%増)、営業利益3億5000万円(同18.1%増)、純利益2億円(同3.6倍)を据え置いている。

14日の株価は、前日比10円安の343円ザラバ引け。