明電舎<6508、株価 - チャート>が反落。SMBC日興証券では13日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は520円から540円に引き上げている。

目標株価は従来同様に、15年3月期同証券予想連結1株利益32.6円(従来31.7円)およびTOPIX電機平均ブルームバーグ・コンセンサス予想PER16.5倍から算出されている。投資判断「1」継続の理由としては、(1)目標株価が現行株価に対し、24%程度の上値余地があること(2)ファンダメンタルズ的にも社会システムにおいては海外案件の大幅増、産業システムではプラグインハイブリット車向けモータ・インバータの大幅拡大やシャシダイナモの堅調などを反映し、14年3月期から16年3月期にかけて年平均20%強程度の営業増益となる可能性が高いこと(3)産業用エレクトロニクスセクター内で日立製作所<6501、株価 - チャート>などの総合電機大手に次いで優位性が高いとの見方を継続していること――などを挙げている。

また、同証券では業績予想を上方修正。連結営業利益について、14年3月期96億円(前期比21.8%増、従来95億円、会社側計画は90億円)、15年3月期125億円(従来120億円)、16年3月期145億円(同140億円)と試算している。

14日の終値は、前日比22円安の421円。