本日の為替相場の焦点は、『主要な株式市場及び米・長期金利の動向』と『米国の量的緩和縮小への思惑』、そして『イエレン次期FRB議長の指名承認公聴会』にあり。

米国の経済指標及びイベントは、
・09時00分:米)バーナンキFRB議長の発言
・22時30分:米)新規失業保険申請件数
・22時30分:米)貿易収支
・22時30分:米)第3四半期非農業部門労働生産性【速報値】&単位労働費用
・24時00分:米)イエレン次期FRB議長の指名承認公聴会(米上院銀行委員会)
への注目度が高い。

米国以外では、
・06時45分:NZ)第3四半期小売売上高
・08時50分:日)第3四半期GDP【一次速報】
・16時00分:独)第3四半期GDP【速報値】
・18時30分:英)小売売上高&【除自動車】
・19時00分:欧)第3四半期GDP【速報値】
・22時30分:加)新築住宅価格指数
・22時30分:加)貿易収支
への注目度が高い。

これら以外では、
・ユーロ圏財務相会合
・米国の週間原油在庫の公表
・イエレン次期FRB議長の指名承認公聴会(米上院銀行委員会)
・今週に米国の中長期国債の入札が相次ぐ(12日・3年債、13日・10年債、14日・30年債)
・米国の主要企業の決算発表→ウォールマート・ストアーズ、シスコシステムズ、アプライド・マテリアルズ、その他
・米国の国債市場と長期金利の動向
・主要な株式市場の動向
・次期FRB議長問題(本日にイエレン次期FRB議長の指名承認公聴会)
・米国の量的緩和縮小への思惑(米国の金融政策への思惑)
・欧州の金融政策への思惑
・金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
・金融当局者や要人による発言
などの要因も重要。


★★★

本日は、ユーロ圏財務相会合や米国の30年国債の入札が行われる。
その他、バーナンキFRB議長の発言やイエレン次期FRB議長の指名承認公聴会には大きな注目が集まる。

米国の経済指標は、新規失業保険申請件数と貿易収支がメイン。
第3四半期非農業部門労働生産性【速報値】&単位労働費用も重要。

米国の株式市場の動向は、金融市場の方向性を見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)や金・原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
米国の中長期国債の入札は米国の長期金利(≒米国債利回り)に影響を与えやすい。

今週の為替相場は、ドル円もユーロドルも上昇していたが、昨日の引け間際にイエレン次期FRB議長の議会証言の証言原稿が公表されたことで、ドル売りが優勢となった。その結果、ドル円は反落し、ユーロドルは続伸している。

本日の為替相場は、イエレン次期FRB議長の指名承認公聴会に最大限注視しながら、米国の長期金利の動向、主要な株式市場の動向、米国の量的緩和縮小への思惑などにも注意したい。
また、注目度の高い米国の経済指標の発表やバーナンキFRB議長の発言、米国の30年債の入札も重要となる。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

・06時45分:NZ)第3四半期小売売上高
→発表でのNZドルへの影響は非常に大きい