寄り付きの東京株式市場で日経平均は反落して始まっている。前日に300円を超す上昇となった反動で利益確定売りが先行した。

円安に一服感が出ているほか、寄り前に発表された9月機械受注が事前予想を下回ったことも重しとなった。海運、食品、保険などが軟調。半面、銀行、不動産などはしっかり。

米連邦準備理事会(FRB)による量的緩和策の縮小開始時期をめぐる観測が交錯するなか、実需筋は米連邦準備理事会(FRB)次期議長に指名されたイエレン氏による上院銀行委員会での指名承認公聴会(14日)を見極めるまで動きにくいとみられている。ただ、先行きの円安期待は維持しており下値も限定的。TOPIXはプラス圏で推移している。