外人もブルーアイにあこがれる―30分でダークアイをブルーアイにできる新技術
日本人はみんな黒目ですが、海外では目の色にもいろいろありますよね。外人さんであっても明るい目の色、特にブルーアイへのあこがれというのがあるようで、青い目の持ち主は、ダークカラーの目の人より、褒め言葉を受けることが多いのも確か。
現在では、カラーコンタクトでもなく、永久的に瞳の色を変える手術でもなく、瞳の色を人工的に変える美容施術が可能となっているのです。
Dr.ケネス・ローゼンタールが開発した“artificial iris implant”は、本来は虹彩異色症や眼白子症などの疾患のために開発した技術。人工の虹彩を目に取り付けるというもので、これを美容整形に応用したものが広まりを見せています。
人工の虹彩は、眼球レンズとして眼科使用されているシリコンからできた薄い無害のプロテーゼ。この施術を行っているBrightOcularによると、手術は片目15分ずつしかかからず、「短時間で安全、かつ痛みも無い」と言うこと。
通常のレーザー施術では虹彩からメラニンのレイヤーを切り離すため目の色を永久に変えることになりますが、この方法では人工虹彩の取り外しが可能なため、問題が起きた場合や、希望により目の色を戻すこともできるそうです。
しかし、この手術はFDA(米国食品医薬品局)から承認されていないため、アメリカでは行うことができません。美容手術として目の色を変えることに対して承認する法案がないのです。そのためBrightOcularでは現在、インド、トルコ、メキシコ、レバノンで手術を行なっています。
しかし、この施術にたいしては賛否両論が。イエール大学の緑内障の権威であり、眼科医でもあるジェームズ・サイ博士は、ネット上で語られている“安全性”については「誤解を招く恐れがあり、正しくない」としています。
人工虹彩のインプラントにより、眼球内の圧力が強まる恐れがあり、それが原因で緑内障や白内障、角膜外傷、または視力への悪影響が生じる可能性があると注意を促しています。
参考:Controversial Artificial Iris Implant Surgery to Permanently Change Eye Color
http://www.odditycentral.com/news/controversial-artificial-iris-implant-surgery-to-change-eye-color.html