ぜんそく持ちの人は猫アレルギーになる確率が3割増し―アメリカ研究

ニュージャージー医療大学の調査によると、ぜんそく持ちの人は他のアレルギーになる確率が高いそうです。ぜんそく持ちの人の65~80%は、ほかのアレルギーも持っているとのこと。猫のほか、秋の植物の花粉など。

アメリカ、ニュージャージー医療大学の調査で、ぜんそく持ちの人は他のアレルギーになる確率が高くなることが分かりました。

研究チームの発表によると、ぜんそく持ちの人の65~80%は、ほかのアレルギーも持っているとのこと。猫アレルギーになる可能性が3割高いほか、ブタクサ、ドクムギといった秋の植物の花粉や、カビのアレルギーにもかかりやすいそうです。

鼻のムズムズやくしゃみなどが主な症状です。

ぜんそくだけでもつらいのに、アレルギーにもかかりやすいというのは何とも残念な話。しかし、過去の研究でも、ぜんそくは他の症状と併発しやすいことが分かっています。例えば、カリフォルニア大学の研究では、風邪に似た症状や気管支炎などを引き起こすRSウイルスにかかった子供はぜんそくを起こしやすいことが分かっています。

ちなみにぜんそくとは関係ありませんが、デトロイト、ヘンリーフォード病院の研究では帝王切開で生まれた子供は、アレルギーを持つリスクが5倍高いという結果も出ています。

アレルギーと一口に言っても人によって症状は様々ですが、命に関わることもあるので決して軽視はできません。特に子供にぜんそくの症状がある場合は、早めにアレルギー検査を受けるようにしたいですね。

参考:Soaring numbers of asthma suffers are also developing CAT allergies
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2490822/Soaring-numbers-asthma-suffers-developing-CAT-allergies.html