薄毛にならないように事前の対応が必要です
薄毛の原因は遺伝的要素が大きいと言われていましたが、日々の生活でのストレス、不規則な生活リズム、寝不足、食事バランスなど外的要因などの後天的によるものも薄毛の原因として大きく影響してきています。
通勤ラッシュや残業、職場の上下関係など社会的環境におけるストレスを回避するのは難しいもの。そこで、薄毛を予防する毎日のチェックポイントをご紹介します。
■薄毛になりやすい頭皮とは?
頭皮がベッタリとしている、湿った大きなフケが出るといった症状がある人は要注意です。頭皮から分泌される皮脂が多く、毛穴を皮脂が固形化したものが詰まって毛根にダメージを与えます。皮脂が多いと外気のホコリやばい菌などが付着しやすくなります。
頭皮が脂で覆われ、その上にホコリなどが付いている状態で不衛生になると、皮膚呼吸が妨げられ、髪の毛を作り出す毛母細胞への酸素補給が不足してしまいます。次第に毛母細胞は弱っていき、その結果、髪の毛が細くなったり、抜けたりして薄毛の原因となるのです。
他に、頭皮がカサカサしてかゆいなどの乾燥した頭皮、もみ上げや襟足の髪がクセが強く、なかなか髪の毛が伸びてこないなどの毛根の劣化による細毛なども薄毛の原因になりますので常に健康な頭皮、毛根を心がけましょう。
■薄毛を予防する3つの法則
□1.頭皮を常に健康な状態に保つシャンプー法
薄毛防止には頭皮をサッパリと洗い上げる「頭皮用シャンプー」がおすすめ。他のシャンプーと比べて油分が少なく、頭皮を覆っている油分を分解し毛穴を健康な状態にしてくれます。
洗い方は、しっかりと泡を立てて指の腹を使って擦るのではなく、頭全体をマッサージをするように「揉み込みシャンプー」をしましょう。しっかり洗おうと爪を立てて洗うと、頭皮に細かい傷ができてしまいます。すると、その傷からバイ菌が入り毛根にダメージを与えてしまいますので注意が必要です。泡立ちが悪い場合は2度洗いをしましょう。泡立ちが少ないと、頭皮や髪のほこりや油分を取り除くのに不十分になります。
□2.毛根に活力を与える頭皮マッサージ+ローション
頭皮(スキャルプ)マッサージは頭皮にもたらす効果を最大限に引き立たせる方法です。健康な髪を維持するためには、まず頭皮の血行をよくすることが第一。毛髪を作る毛母細胞は、毛乳頭に分布した毛細血管から吸収する栄養をもとにしているので、頭皮の血行がよくなると毛母細胞の働きは活発になり、そのおかげで健やかな髪が生え、脱毛しにくくなります。また血液の循環がよくなるため、頭もすっきりして心身のリフレッシュにも役立ちます。
スキャルプローションを全体になじませたら、指の腹を使いながら円を描くようにマッサージします。最初は軽めにマッサージし、血行を良くしてから少しづつ強めて、毛母細胞に活力を与えます。あまり強くマッサージをして圧力をかけすぎてしまうと、毛細血管や毛母細胞にダメージを与えてしまい逆効果。毎日2~3分、シャンプー後、頭皮が潤っている状態でマッサージをすると、血行が良くなっていますので、ローションの浸透力をより高めてくれます。
□3.頭皮にダメージを与えないドライヤー法
ドライヤーの使い方は、頭皮に直接ドライヤーの高温を当ててしまうと毛母細胞を死滅させてしまう恐れがあるため、直接当てず、髪を乾かしながら余熱で頭皮を乾かすようにしましょう。
髪の分け目がいつも同じ場所で分かれてしまう人は、常に分け目を変えていつも同じ場所で分けないように注意してください。ドライヤーをかけるときは、分け目をやさしく擦りながら分け目を消すように乾かします。乾いてしまってから分け目を変えようと思っても、毛流れですぐに元の分け目に戻ってしまいます。分け目付近は摩擦と圧力が一番かかりやすく、薄毛によるボリュームダウンやダメージを受け抜けやすい状態になってしまいます。http://netallica.yahoo.co.jp/news/20131107-00000002-allabout