女性が1日に必要なカロリーはどのくらい?「年齢やライフスタイルによって異なる」

ダイエットや美容に励む女子たちにとって、カロリー計算は必須のものですよね。

女性に必要なカロリー量は基本的に1800~2000キロカロリーであると言われていますが、イギリスの栄養学のプロフェッショナルであるジェーン・ナーハフ博士によると、女性に必要なカロリー量は個人個人のライフスタイルと年齢によって異なってくるそうです。

ナーハフ博士は年齢とライフスタイルの違う3人の女性をピックアップして、人によって必要なカロリー量が異なることを証明しました。

●最初の女性はシャルロット

彼女は30歳の既婚女性で子どもが2人おり、そのうちの1人を母乳で育てています。スーパーマーケットに勤務していて、体形は割とスリムな方です。

子どもを母乳で育てていることと、スーパーマーケットでの勤務を合わせるとかなりの体力が必要となります。さらに適度もしているので、体脂肪率はたったの16%だそうです。シャルロットのようなとてもアクティブな女性は、予想以上にたくさんのカロリーが必要になります。

シャルロットは必要なカロリーは1,900キロカロリーと考えてたのですが、ナーハフ博士は2,285キロカロリーが必要であると答えました。

●次の女性はジョイス

ジョイスは40歳女子で子どもが二人います。

カリビアンの血を引く彼女は、同じカリビアン系の女性と同じで、ナチュラルにボッチャリしています。

そのため体重は同じ年の女性に比べると、かなり重くなります。油っぽいハムやソーセージなどが大好物で特に運動もしてないため、彼女が1日に摂取しているカロリーは2,500キロカロリーです。

お腹がすいた時に好きなだけ食べるという文化に生きている彼女は、自分が太っていることも大して気にしていません。カリビアン文化は太っている女性を美しいと認めているからなのです。

しかしナーハフ博士はメタボが進むと体に良くないとのことで、そのカロリーを2.205キロカロリーに抑えることを薦めています。太っている=美しいという文化の国でも、やはりメタボは体によくないのです。

3人目はキルスティー。21歳の彼女はとても背が高くてスリムです。特に運動もしていないのに細い体形を保っている彼女ですが、食生活は上記の誰よりもパワフルです。

チョコレートやお菓子が大好きで、いつでもこれらのものを口にしていないと気がすまないキリスティーですが、ナーハフ博士は彼女に黄色信号を出しています。
彼女はまだ21歳なので、メタボリック症候群の症状はまだ出ていないのですが、彼女が年を摂(と)ったとき、ほぼ間違いなくメタボの症状が出ると博士は述べています。

メタボを防ぐためには運動をすることが大切になってくるそうです。

キリスティーが摂取しているカロリーは2,600キロカロリーですが、実際に必要なのは2,475キロカロリーだそうです。

このように年齢、体形、生活スタイルによって必要なカロリーはそれぞれ異なるということが明らかになりました。この3人の女性のうち、あなたに近いライフスタイルを持っている人はいましたか?

必要なカロリーを参考にしてみてはいかがでしょうか。

参考:How many calories do you REALLY need to eat everyday?
http://www.mirror.co.uk/lifestyle/health/how-many-calories-you-really-2161639