野菜に含まれるやせパワー。選び方を工夫すると効果倍増!その選び方とは?
野菜が持つ+αの力を取り入れれば、両手いっぱい分の野菜のやせ効果がさらにアップ!
季節や色を気にするだけのカンタンテクなので、まずはトライしてみて!
【選び方1】鮮度が高く、ビタミンが豊富な旬の野菜を選ぶ
野菜は旬のものを選ぶと、たっぷりの栄養が取り入れられます。
「旬の野菜は、その季節の栽培に適しているため、使用する農薬の量が少なくて済み、鮮度が高くて味がよく、栄養価も高いのが特徴です。また、たとえば冬に人が体を温める作用のあるものを欲するのと同様に、冬野菜にも温める効果のある野菜が多いんです。このように、旬の野菜はその時期に人間にとっても必要な力を備えています」(管理栄養士・木下あおい先生)
■春■
苦みのある野菜で毒素を排出!
芽吹きの季節である春が旬の野菜には、冬の間にため込んだ毒素を排出する力があります。特に、セロリや春菊など、苦みのある野菜は毒素排出効果が高いので積極的にとって。
<春の野菜>
春菊、セロリ、水菜、たまねぎ、アスパラガス、レタス、にんじんなど
■夏■
体を冷やしたり、紫外線から肌を守る
夏野菜は、ほてった体を冷やす効果が大。きゅうりに豊富なカリウムは水分代謝を促してむくみを解消。また、パプリカのビタミンCには紫外線から肌を守る美肌効果が期待できます。
<夏の野菜>
きゅうり、キャベツ、モロヘイヤ、レタス、オクラ、ししとう、パプリカ、トマトなど
■秋■
大地のエネルギーで代謝を底上げ!
夏に疲れた胃腸を回復させ、代謝を上げてくれるのが秋野菜。ねぎに含まれる硫化アリルが、エネルギー代謝を活発にするほか、しょうがのジンゲロンが発汗を高め、内臓を元気にします。
<秋の野菜>
しょうが、ねぎ、れんこん、かぶ、ごぼう、山いもなど
■冬■
血行を促して体を温める作用が
冬野菜は寒さで凍ってしまわないようにと、温める力が備わっています。ほうれんそうや春菊に多いビタミンEには、血行を促し、体のめぐりをよくして体温を上げる効果があります。
<冬の野菜>
ほうれんそう、小松菜、かぶ、ねぎ、にんじん、ごぼう、春菊、大根、白菜など
※旬の時期が2つの季節にまたがっている野菜があります。
【選び方2】1食に最低2色の組み合わせ。キレイやせ成分をバランスよく
毎日カラフル野菜を食べるのは大変という人は、1日2色でOK。
「野菜の赤、緑、黄などの色素成分には強い抗酸化力があります。これは野菜が紫外線などから身を守るために自らつくり出したもので、人間の体内でも同様の力を発揮します。それぞれの色には違う働きがあるので、1回に最低2色を食べ、3日間で3色すべてをとりましょう。すると、活性酸素が取り除かれたり、血流がよくなったりして、体の内側からキレイになれます」(木下先生)
■緑の野菜■
豊富なビタミンCがストレスオフ
糖質が少ない野菜が多く、夜に緑色のものを多くするとやせ効果アップ。β-カロテンも豊富で肌を保護したり、ビタミンC+カルシウムがイライラを抑えてドカ食いを防ぎます。
<こんな野菜が「緑」>
ほうれんそう、モロヘイヤ、ピーマン、キャベツ、オクラ、春菊、ベビーリーフなど
■赤の野菜■
強い抗酸化力で美肌に
赤の色素成分「リコピン」の強い抗酸化力と赤い野菜に特に多いビタミンCの働きで美肌に力を発揮。また、リコピンは加熱調理することで脂肪燃焼効果も得られます。
<こんな野菜が「赤」>
トマト(プチトマト)、赤パプリカ、レッドキャベツ、赤シソ、なすなど
※紫色の野菜は「赤グループ」!
紫の色素は「アントシアニン」。アンチエイジング力が高く、夜にとると睡眠中に肌の再生が進みます。デートの前日にぜひ取り入れて。
■黄の野菜■
血行をスムーズにするフラボノイドがいっぱい
パプリカ以外の黄野菜は糖質が多いので、朝か昼にとるのがおすすめ。また、黄色の野菜にはフラボノイドが多く、毛細血管の血管壁を広げて血流をよくする力があります。
<こんな野菜が「黄」>
黄パプリカ、とうもろこし、かぼちゃ、たまねぎ、にんじん、大根、カリフラワーなど
※白&橙色の野菜は「黄」グループに
「白」の大根やスプラウト系などの辛味成分「イソチオシアネート」には、血液さらさら効果が。血流をよくして代謝アップに貢献します。
「橙」の野菜は黄野菜に入りますが、赤野菜の力も持っています。β-カロテンが多く、強力な抗酸化力で肌をキレイにしてくれます。