本日の為替相場の焦点は、『主要な株式市場及び米・長期金利の動向』と『米国の量的緩和縮小への思惑』、そして『14日にイエレン次期FRB議長の指名承認公聴会を控える』にあり。

米国の経済指標及びイベントは、
注目度の高いものの発表はない。

米国以外では、
・16時00分:独)消費者物価指数【確報値】
・18時30分:英)生産者物価指数&【コア】
・18時30分:英)消費者物価指数&【コア】
・18時30分:英)小売物価指数&【コア】
・19時00分:独)バイトマン独連銀総裁の発言
への注目度が高い。

これら以外では、
・米国が連休明けとなる点
・今週に米国の中長期国債の入札が相次ぐ(12日・3年債、13日・10年債、14日・30年債)
・米国の国債市場と長期金利の動向
・主要な株式市場の動向
・次期FRB議長問題(14日にイエレン次期FRB議長の指名承認公聴会を控える)
・米国の量的緩和縮小への思惑(米国の金融政策への思惑)
・欧州の金融政策への思惑
・金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
・金融当局者や要人による発言
などの要因も重要。


★★★

米国が連休明け。
今週は米国の中長期国債の入札が相次ぎ(12日・3年債、13日・10年債、14日・30年債)、14日にはイエレン次期FRB議長の指名承認公聴会を控える。

本日は、注目の高い米国の経済指標の発表はない。

米国の株式市場の動向は、金融市場の方向性を見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利(米国債)や金・原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
米国の中長期国債の入札は米国の長期金利(≒米国債利回り)に影響を与えやすい。

先週の為替相場は、米・雇用統計の良い結果でドル買いが加速。ドル円は大きく上昇して、ユーロドルは大きく下落した。

週明けの為替相場は、ドル円は堅調に推移して高値圏で揉み合い、ユーロドルは買い戻しが優勢となって上昇している。

本日の為替相場は、米国が連休明けでの影響に最大限注視しながら、主要な株式市場の動向、米国の長期金利の動向、次期FRB議長問題、米国の量的緩和縮小への思惑(米国の金融政策への思惑)、欧州の金融政策への思惑などにも注意したい。
また、米国の中長期国債の入札が相次ぐ点や14日にイエレン次期FRB議長の指名承認公聴会を控える点も重要。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

・16時00分:独)消費者物価指数【確報値】
→発表での影響は限定的も、欧州市場が動き出すキッカケとして注視したい。

・18時30分:英)生産者物価指数&【コア】
・18時30分:英)消費者物価指数&【コア】
・18時30分:英)小売物価指数&【コア】
→CPIがメイン。発表でのポンドへの影響は大きめ。

・19時00分:独)バイトマン独連銀総裁の発言
→言及内容次第。

※本日は、『注目度の高い米国の経済指標』の発表はない


■11月11日~の週の為替相場の焦点(ユーロドル及びドル円が中心)
▼今週に主要国の議事録公表や金融政策発表の予定はない
▼来週にオーストラリア、日本、英国、米国の議事録公表と日本、南アフリカの金融政策発表が予定
▼米国の雇用統計発表(先週末8日)明け
▼今週に米国の中長期国債の入札が相次ぐ(12日・3年債、13日・10年債、14日・30年債)
▼11日(月)が米国が祝日で休場(※米国の株式市場や商品市場は通常通り)
▼14日にイエレン次期FRB議長の指名承認公聴会(米上院銀行委員会)が予定
▼15日に大量の米国の中長期国債が利払い償還日となる
▼米国の主要企業の決算発表が相次ぐ
▼欧州の大手金融機関の決算発表が相次ぐ
▼米国の国債市場と長期金利の動向
▼主要な株式市場の動向
▼次期FRB議長問題(14日にイエレン次期FRB議長の指名承認公聴会)
▼米国の量的緩和縮小への思惑(米国の金融政策への思惑)
▼欧州の金融政策への思惑
▼主要な経済指標の発表(米国が中心)
▼金融市場のリスク許容度(欧米の株式市場が主導)
▼金融当局者や要人による発言
▼欧州の債務問題への思惑
▼安倍政権の経済政策や税制絡みの話題
▼日本の金融政策への思惑
▼金や原油などの商品市場の動向
▼世界経済の先行きへの思惑(欧米が主体、中国の動向も重要)